『ライオンハート』 著:恩田陸 

ライオンハート (新潮文庫)ライオンハート (新潮文庫)
(2004/01)
恩田 陸

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お勧め度:★★★


あらすじ
「“from E.to E. with love”―学者肌のエドワード・ネイサン。
活発的なエリザベス・ボウエン。
時を越え、空間を越え、2人は何度も出会う。
一瞬の逢瀬が、世界を金色に染め、
運命のいたずらに翻弄されながらも、魂は深く結び付いている。
1枚の白いハンカチーフが繋ぐ、尊い愛の物語・・・」


17世紀から19世紀にかけて、2人の男女が巡り合う、
神秘的なラブロマンス

出会う度に、年齢、身分、職業、国籍も違うけれど、
一目見ると、ココロの底からキラキラした感情が湧きあがる
まさに世界は2人のもののように、かけがえのない幸せに包まれ、
生まれ変わってまた会おうねと約束する手をつなぐ
別れ際にエリザベスが言う、「覚えていてね、エドワード。」を目にすると、
自然と涙が出てきます

話の仕掛けも凝っていて、世界史をかじったことがあったり、
絵画が好きな人は、おぉっと、うなってしまうかも拍手 パチパチ
オルセーに、ミレーの『春』を見に行こうかな

それに、まず夢の中で出会うというトコロが、めちゃめちゃロマンチック
何度も見るうちに、恋心も湧くし、想いも強くなる。
“この人に出会うために生まれてきた”って思える相手を見つけられたら、
ほんまに幸せやろうなぁ幸せ

一番気に入った、啓示的な文章は、

魂は全てを凌駕する。時はつねに我々の内側にある。
命は未来の果実であり、過去への葦舟である。

(P.127)

この世に、自分の“運命の相手”がいるって思うだけで、
モノクロの世界が、パレットみたいにカラフルになるかも

ローズ・ティーみたいな作品
[2008/06/09 03:39] キラキラ系 恩田陸 | TB(0) | CM(0)