Ma petite librairie-語学オタクな大学生の読書感想帳((φ(-ω-) | |||||||||||||||||||||||||
お勧め度:★★★ あらすじ![]() 「幕末の江戸に、ある貧乏御家人がおった。 名は、別所彦四郎。 文武の才がありながらも、陰謀により嫁ぎ先を追い出され、 実家の離れに居候。懐は、もちろん寂しい。 ある晩、酔いに任せて、小さな祠に神頼み。 現れたのは、よりにもよって、貧乏神。 果たして、彦四朗の運命や如何に・・・」 去年の6月に映画化、続いて舞台化された作品 ![]() “お江戸モノ”というだけで、ワクワクしてしまうけど、 そんな期待を裏切らない、完璧な物語 ![]() “人情”、“武士の心得”、“粋”が、ありとあらゆる場面に散りばめられてて、 読んでて胸を熱くさせる ![]() それに、滑稽な神様も必見 ![]() 貧乏神、厄病神、そして死神・・・絶対に憑かれたくない神様たちが、 彦四朗の信念の強さ、実直さに魅かれ、不幸を負わせたくなくなる気持は、 痛いほど良く分かる ![]() 目先の欲に捉われず、使命を全うする心意気は、 まさに“武士の鏡”やもん ![]() また、情景描写や時代背景も歴史に忠実で、 “徒士”(おかち:徒歩で戦う武士)や、幕末の庶民の暮らしを知るには、 うってつけ ![]() めっちゃ夜鳴き蕎麦、食べたくなる ![]() 一番心に響いた、彦四朗の決意は、 正義は必ずしも社稷にあらず、常におのれがうちにありと信ずるがゆえにござりまする。 (P.316) 信念を、長いものには巻かれずに貫き通した彦四郎には、参りました ![]() 昔ながらのお茶屋さんで食べる、素朴な三色団子みたいな作品
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