『Jacques le Fataliste et son maitre』(運命論者ジャックとその主人) 著:Diderot 

Jacques Le Fataliste Et Son MaitreJacques Le Fataliste Et Son Maitre
(1997/02/10)
Diderot

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言:フランス語
難易度:★★★
お勧め度:★★★★


主題は、「出会い」と「別れ

運命論者であるジャックとその主人が馬に乗って旅をしながら、
様々な一風変わった人々と出会い、色んな出来事を体験するというお話


ディドロの作品は、読みにくいと言われているけど、
これは、ほぼジャックと主人の会話形式で書かれているから、凄く読みやすい
読めば読むほど、どんどん惹きつけられていきます


ただ、メインディッシュである、ジャックの恋の話が始まると、
いつも横から、サブの話題が首を突っ込んで来て、
なかなか恋バナが前に進みません
じらされるのがお好きな方には、お勧めです笑


冒頭に、こんな一文があります。


tout ce qui nous arrive de bien
et de mal ici-bas
était écrit là-haut.


(この地上でわれわれに起こることは善いことも悪いこともすべて、
天井にそう書かれているのだ)*

これは、ジャックが兵隊だった頃の隊長の口癖であり、
それをジャックが「運命論」として取り入れたんですが、
こう考えると、人生でぶち当たる壁や災難も、
一種のお薬のように感じられるかも


お好み焼きみたいな作品

*=「運命論者ジャックとその主人」、白水社、2006年、王寺賢太・田口卓臣訳参照
[2008/03/16 22:06] フランス文学 Diderot | TB(0) | CM(0)