『Le Monde comme il va,Vision de Babouc』(成り行き任せの此の世、バブーの視点) 著:Voltaire 

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言:フランス語
難易度:★★
お勧め度:★★★


あらすじ
「Ituriel(イテュリエル)という、アジアを掌っている神様がいた。
ペルシア社会の秩序の乱れに憤慨し、
国を破壊するか否かという会議を開いた。
結論を下すために、Babouc(バブー)という使者をペルシアに送る。
そこで、バブーが見たものとは・・・」


ノアの箱舟に出てくる、Iturielを引用して、
当時(18世紀)のフランス社会に対する風刺を書くところが、
ヴォルテールらしい


当時のっていっても、現代社会もさほど変わっていない気がする。

戦争、権力の乱用、詐欺、不倫、金に物を言わせる行動など、
此の世には、汚いものが溢れている


それでも、


si tout n'est pas bien, tout est passable.

(たとえ全てが正しくないにしろ、みな受け入れられるのである。)


戦争を≪必要悪≫とは考えたくもないけど、
実際にそう思っている人が存在する限り、
無くなることはないし、
それが此の世のありのままの姿なんやろうね


現実社会について、考えさせられたなぁ

ドライ・マンハッタンみたいな作品



[2008/04/10 05:18] フランス文学 Voltaire | TB(0) | CM(0)

『Le Blanc et le Noir』(白と黒) 著:Voltaire 


言:フランス語
難易度:★★
お勧め度:★★★★


あらすじ
「カンダールに、Rustan(リュスタン)という青年がいた。
侯爵の息子であったため、
有力者の令嬢と結婚する身であった。
しかし、たまたま訪れた市場で、
カシミール国の姫と恋に落ちてしまう。
もう一度彼女に会うために、リュスタンは、
2人の召使を連れて旅に出る。
慎重なTopaze(トパーズ)と、商人気質のEbene(エベーヌ)。
ところが、旅の途中で2人は消えてしまい、
残されたリュスタンは、それでも目的地に向け進もうとするが・・・」


よく、人の心の中には、“天使”と“悪魔”が住んでいる
っていうけど、この概念を扱う作品は、
どれを読んでも勉強になると思う
処世術を学ぶってことやね

そして、まさにその概念を言ってるのが、この一文↓


chaque homme a ses deux génies,

(人はみな、二人の精霊を心に宿している。)


御覧の通り、哲学風やけど、凄く面白かった
トパーズと、エベーヌのやりとりは最高笑

あんぱんみたいな作品
[2008/04/07 14:52] フランス文学 Voltaire | TB(0) | CM(0)