Ma petite librairie-語学オタクな大学生の読書感想帳((φ(-ω-) | |||||||||||||||||||||||||
言:フランス語 難易度:★★★ お勧め度:★★★★★ あらすじ![]() 「Algerに、Meursaut(ムルソー)という青年がいた。 母を失った翌日に、元同僚のMarie(マリー)と関係を持つようになる。 しかし、“偶然”が重なり、 ムルソーはピストルの引き金を引き、一人の男の命を奪ってしまう。 公判で彼はこう呟く。 ≪太陽のせいだ≫と・・・」 “分ける”っていう言葉は使いたくないけど、 敢えて人間を大きく二つに分けると、 ・他人の事でも自分の事ように捉える、熱い人 ・自分の事でも他人の事のように捉える、冷たい人 がいると思う。 もちろん、前者が過半数やから、 実の母が亡くなって涙を流さないのは、冷酷であり、 翌日から女と遊び呆けるなんて、ありえないっていうのが、 いわゆる“世論”なんやろう。 でも、“自分の常識”を他人に押し付けることには、無理があると思う ![]() ≪十人十色≫(Autant de têtes, autant d'avis.)という言葉があるのに、 ≪出る杭は打たれる≫(Pour vivre heureux, vivons cachés.) という文句も存在するっていう、この世の不条理には、 作者同様、生き苦しさを感じる ![]() 私は、後者なので ![]() 一番胸に響いたムルソーの呟きは、冒頭の、 Aujourd'hui, maman est morte. Ou peut-être hier, je ne sais pas. (今日、ママンが死んだ。 というか、たぶん昨日。知らないけど。) この≪Je ne sais pas≫が、ムルソーのものの見方を反映してると思う ![]() 椎名林檎さんの、『正しい街』を聴きながらお読み下さい ![]() マティーニみたいな作品
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