Ma petite librairie-語学オタクな大学生の読書感想帳((φ(-ω-) | |||||||||||||||||||||||||
お勧め度:★★★ あらすじ![]() 「ストーカーまがいの理香子と別れて転職して二ヶ月。 平穏な日々も束の間で、誕生日にあいつが会社に乗り込んできてしまう。 事務のおばさんの水無月さんが応対してくれてなんとか助かったものの、 殴られたらしく、左頬が腫れていた。 その後、誕生祝いということで連れていかれた居酒屋で、 彼女がこう呟くので、つい身の上話を聞いてしまった。 ≪今日のあの子の気持ちも少し分かる気がする≫・・・」 1999年、第二十回吉川英治文学新人賞受賞 ![]() 水無月さんの恋愛観や行動には、ふいに後ろから突かれるような印象を受けるけど、 彼女が“狂っている”んでは無いと思う。 ≪人を愛する≫ということは、相手を尊重し、慈しみ、 お互いが幸せな気持ちでいられるようにすること ![]() でも、時に人は我慢して、自分の気持ちを抑えてまで相手に献身している気になり、 それに適う見返りを求めてしまう。 自分勝手な愛 ![]() だから、そういう愛を拒絶されてしまった時、 何かがプツンと切れてしまうのは、当り前 ![]() でも、その過程を、じわじわと毒に侵されていくように描いているところに、 この作品の魅力があると思う ![]() そのせいか、読み終わると、ちょっと立てなくなる ![]() 一番心に残った呟きは、 愛しているから期待するのか。愛しているからこそ期待しないのか。どちらも正しいことのように思えたし、どちらも間違っているようにも思えた。 (P.263) ≪愛すること≫と≪期待すること≫は別モノなのに、 セットにも思える・・・難しい ![]() ソルティ・ドッグみたいな作品
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