『ぶらんこ乗り』 著:いしいしんじ 

ぶらんこ乗り (新潮文庫)ぶらんこ乗り (新潮文庫)
(2004/07)
いしい しんじ

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お勧め度:★★★★★


あらすじ
「退屈な高校から帰ってくると、机の上に麻の袋が。
中には古びた、あのこのノート。
ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な弟。
素敵なお話を書いては、わたしに見せてくれた。
今はもうここにはいない。でも大丈夫。
ぶらんこはちゃんと戻ってくる・・・」


物語作家、いしいしんじさんの初めての長編小説
フランス文学科を卒業ということで、勝手に親しみを感じました
ちなみに、あたしは仏文ではないですが
まして文学部でもないのに、略すと“国文”・・・ややこしい笑


主体である、弟が創作したり、動物たちのお話を聞いて描くお話の世界は、
≪うそなのにほんと≫のように見える
いつまでたっても変わらない、“たいせつなこと”を、
こっそり隠しこんでいるからかも
でも、ぞうの「ローリング」がほんまやったら怖いけど
動物園に行って、確かめてみたい

こんなに、胸の奥がじ〜んとするお話は、久し振り
忙しい生活で、身も心も疲れ果てている人にお勧め

一番胸に響いた一文は、

本気のさよならはいなくなったひとをちょうどいいところへぶら下げる。
(P.233)

向こうに行っても、ずっと見守っててくれるもんね

ココアみたいなお話