Ma petite librairie-語学オタクな大学生の読書感想帳((φ(-ω-) | |||||||||||||||||||||||||
言:フランス語 難易度:★★★ お勧め度:★★★★ あらすじ![]() 「あれは17の夏だった。 母を亡くして以来、15年間、私を男手一つで育ててくれた父と、 海辺の町にバカンスを過ごしに出かけた。 女っ気なんて、これっぽっちも無いと思っていたけど、 実は年下の恋人とかれこれ2年の付き合いになるらしく、彼女も一緒に来た。 3人で過ごす時間は凄く幸せだったのに、母の旧友のAnne(アンヌ)が来てから、 何かが少しずつおかしくなっていって、気づいた時にはもう、 抜け出せない悲しみに包まれていたの・・・」 サガンの初作品 昔、映画化もされたみたい![]() 娘の父親への愛情というか、何物にも代えられない思いを軸に、 思春期特有の世界観や、憂鬱、気だるさを、ありのままに描いているから、 すごく共感を覚える し、すでに懐かしかったりもする笑![]() はたから見たら、主人公のCécile(セシル)の思考や行動は、 幼稚なのかもしれないけど、 あたしは、そういう考え方にしか至れなかったんやろうなって、少し憐れみを感じる ![]() というのも、念願の父親と二人きりの生活を取り戻した時に、彼女はこう思う。 Je pensai: << Tu n'as plus que moi, je n'ai plus que toi, nous sommes seuls et malheureux >>,et pour la première fois, je pleurai. (P.152) (心の中でこう思った。「パパにはもうあたししかいないし、 あたしにもパパしかいない。ふたりきりで、悲しみのドン底。」 そして、生まれて初めて、涙が出たの。) セシルが本当に必要としていたのは、父への独占的な愛情を満たす場所じゃなくて、 母親という存在から愛されるということだったのに、 素直に受け入れることが出来なかったんやろうね ![]() 後味は、あまり心地よいものではないので、 少し病み気味の方は、お控えください ![]() ぬるくなったミルクティーみたいな作品
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