Ma petite librairie-語学オタクな大学生の読書感想帳((φ(-ω-) | |||||||||||||||||||||||||
お勧め度:★★★★★ あらすじ![]() わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。 足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、 ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。 学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが 何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。 それぞれの物語がちりばめられた、 「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。 今月の26日に劇場公開される、 著者にとって「少年・少女もの」の“まとめ”の作品 ![]() 章ごとに、一人の子にスポットライトを当て、その子の心の葛藤や成長を、 第三者の視点という程良い距離感で描いているから、 感情移入しつつも、自分だったらどうする?と、 考えられる余地がある ![]() 最終的には、各章が数珠の輪のようにつながっていて、 意外な語り手も判明し、やられたなって思うくらい涙が出てくる ![]() さすがやわ ![]() そして、読み終わった後は、空を眺めたくなる ![]() 「もこもこ雲」って、あれかな?それとも、これかな?みたいな感じで ![]() いつか、「もこもこ雲」が見えたらいいなぁ ![]() それと、主役のふたり、恵美ちゃんと由香ちゃんよりも共感を抱いたのは、 “千羽鶴”の主人公の、西村さん。 前の学校で“いじめ”を受け、転校。 由香ちゃんの入院を知り、クラスみんなで千羽鶴を折ることを提案し、 受け入れられたが・・・って話 ![]() 「出しゃばらず、目立たず、おとなしく」が、転校生のモットー。 クラスに馴染むためというか、自分を守るためのおまじないのように思って、 あたしも生きてきた。 けど、西村さんのように、恵美ちゃんと由香ちゃんのような子に出会えていたら、 世界の見方が変わったかも知れないと思うと、ちょっと切なくなった ![]() 一番気に入った行は、 「わたしは『みんな』って嫌いだから。『みんな』が『みんな』でいるうちは、友だちじゃない、絶対に」 (P.293) たったひとりでも、お互いを心の底から想い合える友だちがいれば、幸せやんね
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