Ma petite librairie-暇を持て余した大学生の読書感想帳((φ(-ω-) | |||||||||||||||||||||||||||
お勧め度:★★★ あらすじ![]() 「一人娘の命が奪われた。 花火大会の帰りに、拉致、蹂躙の果てに川に捨てる―人を“玩具” として扱った、残忍な犯行。 密告電話によって、犯人の少年の名が告げられた時、 あなたなら、心の刃を向けますか・・・?」 著者の最新文庫&2008年度、角川文庫夏の100冊に選ばれた作品 ![]() “未成年の犯行”=“刑罰が軽い”という、少年法が抱える問題と、 遺族のやり切れない思いを、サスペンス仕立てに描いた作品 ![]() 前評判の良さを裏付けるように、心をえぐられるような犯行、 ハリウッド映画のように、安定感のある物語の展開は良いんやけど、 そこまで意外性が無かった ![]() 筆が落ち着いてきたっていうことかな ![]() とはいえ、色々考えさせられた ![]() まず、遺族や被害者の現状。 “知らぬが仏”という言葉があるように、 辛いことは耳に入れない方が良いという、“一般理論”がまかり通ってるけど、 自分の大切な人が巻き込まれた事件の詳細は、知らずにはいられないと思う。 全てを知ったからと言って、心の空洞が埋まることは無いかも知れないけど、 うやむやにされるよりかはましかな・・・理想論かもやけど ![]() それと、命の“重み”。 見ず知らずの人の命を、自分のエゴで奪う人たち。 そんな殺人事件の特集を競うように組んでは、 昼間ののほほんとした雰囲気を、 出口の見えない闇に変える、マスコミ ![]() ひとの命って、そんなに軽いモノなのかな・・・。 一番、胸に悲しく刻み込まれた一文は、 愛する者を理不尽に奪われた人間には、どこにも光はないのだ。 (P.96) やり場の無い怒りを鎮めるなんて、此の世で一番の苦行やわ ![]() | HOME |
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