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『Le Pavillon d'Or』(金閣寺) 著:三島由紀夫 

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言:フランス語
難易度:★★★
お勧め度:★★★★


あらすじ
「私は上手く喋れない。どもりと見た目で、いつも笑いモノ。
僧であった父は、よく金閣寺の話をしてくれた。
死の前日には、本物を見せに連れて行ってくれた。
そのせいか、いつしか金閣寺は“美”の象徴となっていた。
だが、次第に私と外の世界の間に立ちはだかるようになり、
憤りを感じた私の頭に、ふとこんな考えがよぎったのだ。
“金閣を焼かねばならぬ”・・・」

こっち来て、色んな人に、「三島由紀夫は素晴らしい」
と言われ、作品を読むように勧められるので、初めて挑戦してみた
やっぱ、みんなが称賛するのも当たり前やわ
読み始めたら止まらんし、なんか惹きつけられるものがある
上手く言えないけど、何語とか関係ないくらい、深みのある作品
他のも読んでみたいなぁ

この作品は、1950年に実際に起きた、金閣寺焼失の犯人である青年の、
幼少期から犯行までの歩みを、独白という形で小説化したモノ

生まれつきのどもりと見た目のため、いつも好奇の目にさらされ、
コンプレックスの塊だった私。ここは同情の余地がある。

けど、父や親友の死、母の不貞、和尚や友人の色欲を通じ、
俗世の不条理(l'absurdité)や虚無(le néant)に憤りを感じ、
ドンドン自己中心的な考えに凝り固まり、
金閣寺をいわゆる“脳内彼女”にしてしまう辺り、
何とも痛々しい

金閣寺と心中したいと思い詰める前に、
誰か彼の心の傷を癒してくれるような人がいたら良かったのに。。
昔からの金閣寺、見たかったなぁ

一番ひいた、私の呟きは、

Plus que celui dont je garde en moi
l'image,c'est le vrai Pavillon d'Or
que je te prie de me laisser
découvrir dans toute sa beauté.


(私の心象の金閣よりも、本物のほうがはっきり美しく見えるようにしてくれ。
:P.73)

お寺に話しかけてもいいから、
脳内彼女のままで留めておいて欲しかったなぁ

にがにがの、渋茶みたいな作品

[2008/05/30 01:46] ずーん系 三島由紀夫 | TB(0) | CM(0)

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