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『さまよう刃』 著:東野圭吾 

さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)
(2008/05/24)
東野 圭吾

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お勧め度:★★★


あらすじ
「一人娘の命が奪われた。
花火大会の帰りに、拉致、蹂躙の果てに川に捨てる―人を“玩具”
として扱った、残忍な犯行。
密告電話によって、犯人の少年の名が告げられた時、
あなたなら、心の刃を向けますか・・・?」


著者の最新文庫&2008年度、角川文庫夏の100冊に選ばれた作品
“未成年の犯行”=“刑罰が軽い”という、少年法が抱える問題と、
遺族のやり切れない思いを、サスペンス仕立てに描いた作品

前評判の良さを裏付けるように、心をえぐられるような犯行、
ハリウッド映画のように、安定感のある物語の展開は良いんやけど、
そこまで意外性が無かった
筆が落ち着いてきたっていうことかな

とはいえ、色々考えさせられた
まず、遺族や被害者の現状。
“知らぬが仏”という言葉があるように、
辛いことは耳に入れない方が良いという、“一般理論”がまかり通ってるけど、
自分の大切な人が巻き込まれた事件の詳細は、知らずにはいられないと思う。
全てを知ったからと言って、心の空洞が埋まることは無いかも知れないけど、
うやむやにされるよりかはましかな・・・理想論かもやけど

それと、命の“重み”。
見ず知らずの人の命を、自分のエゴで奪う人たち。
そんな殺人事件の特集を競うように組んでは、
昼間ののほほんとした雰囲気を、
出口の見えない闇に変える、マスコミ
ひとの命って、そんなに軽いモノなのかな・・・。

一番、胸に悲しく刻み込まれた一文は、

愛する者を理不尽に奪われた人間には、どこにも光はないのだ。
(P.96)

やり場の無い怒りを鎮めるなんて、此の世で一番の苦行やわ



[2008/08/06 22:51] ずーん系 東野圭吾 | TB(0) | CM(0)

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