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『グラスホッパー』 著:伊坂幸太郎 

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)
(2007/06)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

お勧め度:★★★

あらすじ
「‘押し屋’―押して轢かせる殺し屋。
元教師の鈴木は、妻の命を奪った青年が、
押し屋によって車に轢かれる瞬間を目撃し、彼の後を追うことに。
‘自殺’に導く専門家・鯨、ナイフ使いの殺し屋・蝉も、
それぞれ押し屋を追い求める。
犯人の正体とは?三人の行き着く先とは・・・?」

著者の初めての“ハードボイルド”小説

この作品の特徴は、何といっても物語の描き方
三人の語り手が交互に話を進める、一人称小説

一人目は、妻をひき逃げによって殺された、元教師の“鈴木”。
殺害犯である青年の父、寺原が社長を務める≪令嬢≫に入社し、
復讐の機会を窺っている。
二人目は、独特の語りで、どんな人間でも赤子のように容易く誘導し、
自殺に追い込むスペシャリスト、“鯨”。
愛読書は、ドストエフスキーの『罪と罰』。なんか、憎い笑
三人目は、ナイフを使った惨殺を得意とする若者、“蝉”。
ジャック・クリスピンを敬愛する上司、岩西に搾取されている、
と本人は感じている。
一見、闇の社会に生きていることくらいしか共通点の無い三人が、
寺原の息子がひき逃げされたことをきっかけに、距離を縮めていく

語りが、三人交替のためか、人物描写が多少ピンボケしてるけど、
着眼点は面白いし、斬新やし、何より読みやすい

それと、目を引いたのは、事故や殺害シーンの描写
まるで、ビデオをスロー再生しているかのように、
車のボンネットが腿にめり込む場面や、
ナイフが腹部に刺さる情景が、細部まできちんと書かれている。
リアル過ぎて、多少気分が悪くなるかも

一番印象的だった行は、

人はただ生きていて、目的はない。死んでいるように生きているのが、通常なのだ。その事実を知って、死を決断する。
(P.263)

絶望って、こういうことを意味しているのかな


[2008/08/15 18:01] ずーん系 伊坂幸太郎 | TB(1) | CM(1)

先日は、ありがとうございました。
こちらにもトラックバックさせていただきました。

トラックバックお待ちしていますね。
[2009/03/27 12:03] 藍色 [ 編集 ]

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グラスホッパー 伊坂幸太郎

元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。 どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼...
[2009/03/27 12:01] URL 粋な提案
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