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『無痛』 著:久坂部羊 

無痛 (幻冬舎文庫 く 7-4)無痛 (幻冬舎文庫 く 7-4)
(2008/09)
久坂部 羊

商品詳細を見る

お勧め度:★★★★

あらすじ
「神戸の閑静な住宅街で、一家四人が惨殺された。
現場に残されていたのは、凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡。
犯人像が絞れないまま八ヶ月が過ぎた頃、犯人を告げる匿名の電話が。
≪十四歳で、精神障害児童施設にいる少女≫―だが、真犯人は別にいた・・・」

この小説の主題は、「刑法三十九条」。
≪心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。≫
まさにこの是非を問うような、メッセージ性の強い作品。

本文では、著者が現職のお医者さんということで、
難しい医療用語が満載
まるで医学部の授業を受けてるみたいやけど、
目が覚めるような衝撃が次々くるから、全然眠たくならない

まず、犯行の描写
一言で言うと、エグイ
ここまで詳しく、という程、丹念に描かれているから、
残忍な犯行が嫌でも心に残る夢に出てきてほしくない・・・

次に、一風?変わった登場人物。
人の外見だけで症状を読み取る医師。
臨床心理士のシングルマザー。
彼女の元夫であり、今ではストーカーになり果てた男。
幼いころの傷により、境界型人格障害になった、十四歳の少女。
「痛み」を感じることが出来ない、先天性無痛症の男。
彼を利用して、「無痛薬」を開発しようとする医師。
そして、刑法三十九条に納得のいかない刑事。
これだけで、お腹いっぱい

ストーリーも展開速いし、最近流行りの一人称じゃなくて、
三人称で書かれているから、どんどん物語に引き込まれていく
個人的には、アンハッピーな終わり方が気に入った

一番衝撃的やった一文は、

日本のどこかで毎月六人が精神障害者に殺されている計算だ。

(P.170)

不透明な精神鑑定に、メスを入れる必要があるのかも

[2008/10/08 22:11] ずーん系 久坂部羊 | TB(0) | CM(0)

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