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『八日目の蝉』 著:角田光代 

八日目の蝉八日目の蝉
(2007/03)
角田 光代

商品詳細を見る

お勧め度:★★★★

あらすじ
“見るだけ。一目見たら帰ろう”と思い、
不倫相手の家に忍び込んだ、希和子。
でも、‘つい’赤ん坊を連れて来てしまった―
素性を隠し、逃亡すること四年。
ついに捕えられる瞬間、彼女の口から出た言葉は、
「あの子、朝ご飯、まだなの」・・・

不倫相手の子どもを盗む―いかにも「昼ドラ」っぽい設定に
そして、逃亡中に出会う、ひとくせもふたくせもある、濃ゆい人々や、
日本列島を横断する、逃亡地の描写
特に、小豆島の情景が、凄く心に残った
逃亡=世間から離れた孤島っていう固定観念があるからかもやけど、
一度は訪れて自分の目で見てみたいと思うような、キレイな景色
ドロドロとした、人間の醜い部分を読み取っていく時の、
一種の箸やすめ的な役割を果たしてる

また、単なる「ドロドロ」で終わらせていないのは、
誘拐された子どもが語る、「その後」があるから。
二十年近く経って、自分も不倫相手の子を身籠ることにより、
初めて誘拐されていた時の自分を知ろうと思い、
小豆島を訪れることに。
「辛いこと」(誘拐)があったから、その時の全てが「負の思い出」ではなく、
自分の過ごした日々をきちんと見直すことにより、
「懐かしむ」思い出に変えることが出来れば、
過去ばかり振り返らずに、前を向いて歩いていける。
そんな、大事なことを教えてくれる。

一番印象的だった行は、

「八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを見られるんだから。見たくないって思うかもしれないけど、でも、ぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどにひどいものばかりでもないと、私は思うよ」
(P.321)

どんなに辛いことや嫌なことがあっても、生きてさえいれば、
「シアワセ」に巡り合えるかもしれないもんね


[2008/11/24 23:32] 昼ドラ小説 角田光代 | TB(0) | CM(0)

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