FC2ブログ



















スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

『薬指の標本』 著:小川洋子 

薬指の標本 (新潮文庫)薬指の標本 (新潮文庫)
(1997/12)
小川 洋子

商品詳細を見る

お勧め度:★★★

あらすじ
「事故で薬指の一部を失ったわたしは、標本室と出会った。
楽譜に書かれた音、火傷の傷痕、愛鳥の骨・・・そこで人々は、
思い出の品々と永別する。
働き始めて一年が経った頃、わたしは標本技術士に素敵な靴を贈られた。
≪これからは、毎日その靴を履いてほしい≫―ぴったり過ぎる靴に、
わたしは次第に心も体も侵食されて行き・・・」

体の一部が無くなる―その喪失感というものは計り知れない。
だからこそ、主人公の「わたし」からは、
儚くて今にもふっと消えてしまうような印象を受ける。
そして、標本技術士に秘密の隠れ家に連れて行ってもらった時から、
次第に彼を慕う気持ちが強くなり、
最終的に、自分の「一部」を捧げてしまう。
≪彼の全てになれないのなら、せめて傍にいたい≫という、危うい恋心。
なんだか少し淋しい

標本室を訪れる人や、そこに住んでいる二人の老女も風変りで、
此処とは違う、不思議な世界の雰囲気が漂っている。
もしいつか訪れることがあったら、何を標本にしてもらうのかなぁ・・・

もう一つの話「六角形の小部屋」はのテーマは、運命
主人公の「わたし」は、
プールで偶然見かけた老婦人・ミドリさんに導かれるかのようにして、
六角形の小部屋に辿り着く。
そこを訪れる人々は、その時自分が望むことを語る。
初めは戸惑っていた「わたし」も、
徐々に心の奥の奥にしまっておいた想いを語り始める・・・あたしも、
そんな秘密の小部屋で、色々溜まってるものを吐き出したいなぁ

一番心に残った一文は、

人間の心なんて、どこまでも行き止まりがありません。
(P.146)

隣の芝生はいつでも青く見えるもんなぁ・・・

[2009/01/15 23:45] ずーん系 小川洋子 | TB(0) | CM(4)

小川洋子

小川洋子で読んだことがあるのは、
ミーナの行進
ブラフマンの埋葬
博士の愛した数式
の三冊です。この本図書館で探してみます。

小川洋子の作品って静かで閉じられた空間ってイメージですよね。

[2009/01/18 01:23] 塾生一号 [ 編集 ]

Re: 小川洋子

コメントありがとうございますe-420

確かに、閉鎖的ですよね。「秘密の空間」って感じがしますe-12
他には、『ホテル・アイリス』って作品を読んだことがあるんですけど、
それは、真夏のうだるように暑い日に読むのがオススメですe-51

[2009/01/21 10:19] のんきなあひるの子 [ 編集 ]

どうも、失礼します。
『薬指の標本』、なつかしくなって、TBさせていただきました。
ときどきカタリコベヤの夢を見る、不安な日々です。(ハハハ)
[2009/01/31 13:03] 時折 [ 編集 ]

☆コメントありがとうございます☆

あたしも、読み終わった日に、標本室の夢を見ましたi-195
それほど、象徴的で印象深い作品ってことなんですかねe-420


[2009/02/03 23:41] のんきなあひるの子 [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://coco6calcio.blog96.fc2.com/tb.php/165-430ee059


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。