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『Illusions perdues』(幻滅) 著:Balzac 

Illusions Perdues (Folio)Illusions Perdues (Folio)
()
Honore de Balzac

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言:フランス語
難易度:★★★★★
お勧め度:★★★


あらすじ
「Angoulême(アングレーム)という、のどかな町に二人の青年がいた。
文壇で認められることを夢見る、Lucien(リュシヤン)。
印刷業者として名を馳せることを願う、David(ダヴィッド)。
ある時、町を牛耳る夫人に見初められ、
憧れの地、パリへと赴くリュシヤン。
彼の妹と結婚したダヴィッドは、成功を祈りつつも、
何とも言えない不安を感じていた。
そう、パリは人を狂わせると・・・」


時代背景は、1800年頃から七月革命以前。
野心を持った青年がパリに乗り込むが、失墜してしまうという点では、
スタンダールの『赤と黒』と重なるけど、描き方が全く違う

『赤と黒』では、ジュリヤンの内面にスポットが当てられてるけど、
この作品では、主人公のリュシヤンは、まるで操り人形

金や権力に目が眩み、周りにいいように使われ、
一番大切なものまで失ってしまうという、何とも世間知らずな青年

彼を破滅の道へと導く人たちの、恐ろしいことと言ったら
まぁ、それが現実なんやろうけど、悲劇にならないように、
登場人物の描写は、細かくてコミカル

ただ、一見脇役のように思える人物の描写に、少なくとも1pは割いてるし、
30人以上も出てくるから、メモを取っておかないと、
誰やったっけってなって、また戻らなアカンくなる
完全に、舞台向きの作品です

この作品の要旨をしてるなって思った一文は、

Le talent grandit, le cœur se dessèche.

(才能に溺れると、心は冷たくなる。p.466)

自分の才能を過信すると、いつか痛い目に遭うってことやね

黒ビールみたいな作品

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