『空中庭園』 著:角田光代 

空中庭園 (文春文庫)空中庭園 (文春文庫)
(2005/07/08)
角田 光代

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お勧め度:★★★★


あらすじ
「築17年の“ダンチ”に暮らす、京橋一家。
“何ごともつつみかすさずに”を信条にしているけれど、
実際は“逆オートロック”。玄関は開けっぱなしだけど、
奥には、家族それぞれの秘密の扉がある。
その扉を覗いてみると・・・」

2003年、第3回婦人公論文芸大賞受賞

妄想好きで、家族に対して“秘密”を作りたかった、
高2の長女、マナが語る「ラブリー・ホーム」

透明のコップみたいに中身が無くて、フラフラ女の元を渡り歩く、
Hしか頭にない、パパが呟く「チョロQ」

“絵に描いたような家庭”の主婦を意地でも演じようとして、
ちょっとヒステリーなママが嘆く、「空中庭園」

へそまがりで、偏ったモノの捉え方をして、思ってることを上手く
ママに伝えられない、おばあちゃんがぼやく「キルト」

“家族なんて作らない”と心に決めているのに、なぜか京橋家と深く
関わってしまっている、パパの浮気相手のミーナが吐き捨てる「鍵つきドア」

学年“シカト”を、“童貞”でないことで何とか耐えていて、
かなり大人びてる中3の長男、コウが語る「光の、闇の」

見た目は完璧な家庭でも、実は壊れてる・・・その壊れてるトコロを、
少しずつ、ひたひたと迫ってくるような闇のように、
6人のクセのある登場人物で、皮肉満載、くすっと笑える感じに仕上げてるのが、
この作品の魅力パパはボロカスに罵られます
あ〜、「ホテル野猿」は、当分頭から離れへんわぁ笑

後、マナとコウの関係は、あたしと弟の関係とほんまそっくりで、ビックリした
マナが頭の中で考えたことをコウに話すと、「キショい」と、
冷たく返されてしまうあたり、ほんまおんなじやわって感じた笑
どうせ、キショいですよ〜

一番気に入った一文は、

こうしてまた、いくつかの過去はこの家の蛍光灯の下に引っぱり出され、よきものとして共有される。
(P.13)

共有出来るモノは共有して、秘密はこっそりしまっておきたいよね

手作り餃子みたいな作品

[2008/05/27 02:07] 昼ドラ小説 角田光代 | TB(0) | CM(0)

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